中谷“神撃”同点打 前夜6タコ汚名返上!ロサリオとの早出特打実った

 「阪神3-1ヤクルト」(5日、京セラドーム大阪)

 意地の同点タイムリーだ。阪神は1点を追う五回無死二塁、中谷将大外野手(25)が右中間に適時三塁打を放った。前夜6タコに倒れた汚名を返上する一打で追いつくと、代打・鳥谷の内野ゴロの間に勝ち越し。チームは2連勝で、4カードぶりのカード勝ち越しを決めた。熱い夏はここからや!

 はかったように、打球が右中間のど真ん中を抜けていく。俊足を飛ばして一気に三塁へ到達すると、控えめに喜びを表した中谷。前日味わった屈辱を糧に、反骨心をバットに込めた。

 1点を追う五回、ロサリオの二塁打で無死二塁の好機。打席には中谷。ベンチの指示は走者を進める打撃だった。初球から右を狙ったスイングでファウル。2球目の甘く入った変化球を逆らわずにはじき返した。

 執念の同点三塁打。「久々にグラウンドを走れた」と笑った。4日、チームは5時間を超える激闘の末、延長十一回に劇的なサヨナラ勝ちを収めた。だが、中谷自身は屈辱にまみれていた。これまでの野球人生で「あまり記憶にない」という6打数無安打。打撃を期待された男にとって、あまりにも悔しい結果だった。

 普段は前向きな中谷も「気持ち的にきてました」とへこんだ。だが、それも数時間のこと。「今日は切り替えていきました」と、試合前には早出特打に取り組んだ。ノックバットを使ってスイングするなど、懸命に汗を流した。

 「(球場に)早めに来て、コーチの方々からアドバイスをもらって、感謝してやっていこうという気持ちがある」。6タコ翌日のスタメン起用に、燃えないわけにはいかなかった。

 チャンスをお膳立てしたロサリオも、2日連続で早出特打を行い、試合に臨んでいた。チームが打ちあぐねていた石川から、五回に中堅フェンス直撃の二塁打。中谷が「トロが1人で騒いでいる」と笑うように、ムードメーカーの役割も担う。どん底から抜け出しつつある助っ人がこの日も勝利に貢献し、それに中谷が続いた。

 これでチームは2連勝。ただ満足にはほど遠い。まだまだレギュラーの座は確約されていない。中谷は「チャンスは少ないと思うので、ものにできるようやっていきたい」と力を込めた。真夏の反攻劇、そのキーマンとなってみせる。

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