メッセンジャーは2回無失点 全パの強打者相手に全球直球勝負を披露

 力投するメッセンジャー(撮影・高部洋祐)
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 「マイナビオールスターゲーム・第1戦、全パ-全セ」(13日、京セラドーム大阪)

 阪神のランディ・メッセンジャーが来日9年目にして自身初のオールスターのマウンドを踏んだ。全球、“直球勝負”で2回2安打無失点の力投を見せ、球場を大いに盛り上げた。

 松坂の後を受け、二回から登板。バッテリーを組んだのは広島の会沢だ。先頭の安達に右前打からの二盗を許すも、気持ちのこもったピッチングで秋山、柳田をそれぞれ左飛、遊ゴロに退けた。自慢の角度ある直球で押し込み、パ・リーグの強打者たちをねじ伏せた。

 2死二塁となり、最後は近藤を144キロの直球で詰まらせ、平凡な中飛に仕留めた。右手でグラブをパンと叩き、マウンドを降りたメッセンジャー。ベンチで待つ選手たちのハイタッチに、うなずきながら応えた。

 三回は2死から味方の失策と森の右翼線二塁打で二、三塁とピンチを背負った。だが、気迫あふれる投球で今江を捕邪飛。貫禄を示した。球宴選出が決まった際は、「9年かかったことは少し残念だよ」と話していたメッセンジャー。待ちに待った夢の舞台で躍動した。

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