岩田、復活「幸せ」 納得の今季初登板 粘りの5回2/3自責ゼロ

 「DeNA2-3阪神」(28日、横浜スタジアム)

 勝利をつかみとることはできなかったが、納得の89球だった。今季初登板は5回2/3を2安打1失点(自責点0)。阪神・岩田稔投手が粘り強い投球でチームの白星を呼び込んだ。

 「粘り強くゴロを打たせることができたので、自分の投球はできた。1軍のマウンドで投げられているだけでも幸せなことなので、感謝したい」

 立ち上がりからキレのある直球に変化球を交ぜてDeNAを手玉に取った。打者22人に対してゴロは11個。初回こそ、味方の失策絡みで先制点を許したが、二回以降は危なげない投球で追加点を与えなかった。

 唯一、悔やむのは六回だ。四死球などで2死一、三塁としたところで藤川と交代。「最後の六回は、もう1人投げ切らないといけない。先発としての仕事は、イニングを管理するということなので」と反省した。

 今季で13年目を迎える34歳。探求心は衰えない。「年齢も年齢。シーズン中、疲れがたまってくると体の動きが悪くなる」。常にベストの状態に近づけるために投球フォームやトレーニングなど、試行錯誤しながら登板へ向けて調整を進めている。

 今季1勝目はお預けとなったが、先輩の快挙達成に喜びは大きい。「能見さんの100勝に貢献できたのでよかった」。勝負の夏場に左腕の復活は頼もしい。

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