「ウエスタン、阪神２－５ソフトバンク」（２７日、鳴尾浜球場）

　「３番・中堅」でフル出場した阪神の新外国人・ナバーロは、４打数１安打１打点だった。２試合連続安打で１軍昇格へアピールした。

　初回１死三塁での第１打席。笠原の２球目を打って遊ゴロに倒れたが、三走・江越を生還させ、２戦連続打点をマークした。

　三回は先頭打者で１３５キロ直球を捉えて中前打。残る２打席は凡退したが「少し日本の投手の球筋を見ていこうと思った。打てると思ってちょっと手を出したことが、早めに打ったことにつながったけど、それ以外は全体的に良かった」と笑顔でうなずいた。

　守備でも魅せた。六回１死一、二塁で茶谷が中前打。一走・三森が三進を試みたが、三塁への素早い送球で補殺を決めた。「いつも守っているからには（走者を）刺せるチャンスがある時は刺していきたい」と頼もしい。

　「１軍とは投げてくる投手の質も違うけど、しっかり対応して１軍でも対応できる形を取っていきたい」とナバーロ。来るべき日に備え着々と準備を進めていく。