ナバーロ早期来日熱望 阪神と契約正式合意 心はすでに虎!救世主になる

 阪神は15日、エフレン・ナバーロ内野手(32)=カブス傘下3A=と契約が合意に達し、シカゴ・カブスから同選手の譲渡が決まったことを発表した。ナバーロ自身は早期の来日を熱望するなど阪神でのプレーへの意欲も十分で、近日中に来日予定。金本知憲監督(50)は、中距離打者としての期待に加えて、2軍調整中のロサリオとの同時起用のプランを初めて明かした。チームの起爆剤としての働きが求められる。

 契約合意の発表に加え、阪神での活躍に並々ならぬ闘志を示しているところが何とも頼もしい。この日、獲得が正式に決まったナバーロは、早期来日への意欲を見せ、早くも「臨戦態勢」を整えているという。谷本球団本部長が明かした。

 「本人も早く日本に来たいということを言ってくれているので、相思相愛ということで。今の体の状態を落とさないうちに来日したいということでした。向こうでもずっと試合に出ていて状態はいい」

 現状は近日中に来日予定とのことだが、一日も早い来日を望むところにナバーロの熱いハートが見て取れる。最後に3Aで出場したのは7日で、今季は3Aでの48試合で打率・310、4本塁打、29打点の成績を残している。状態の良さをそのまま持ち込み、活躍につなげる考えだが、勤勉な姿勢はキャリアを振り返っても分かる。

 ナバーロは07年のMLBドラフトで、エンゼルスに50巡目で指名されているが、これは全体で見れば1450位でのプロ入り。谷本本部長も「ドラフトの順位も50位で、そこからメジャーリーグまではい上がった選手。そういう努力というか、人間性という部分も期待しています」と性格面も高く評価した。

 この日の契約合意を受け、金本監督も初めてナバーロに関して具体的に言及。起爆剤としての期待を問われ「もちろん、もちろん。中距離ヒッターかなというイメージ」と答え、期待を口にした。

 「ビュンビュン振り回すようなバッターには見えなかった。映像を見ても」と指揮官。起用法についても「マテオの状態にもよるけど打者2人というのもある。(打順は)見てみないと分からない」と、2軍調整中のロサリオとの同時起用の可能性も十分。波に乗れないチームの救世主として、新たな風を吹かせてくれるはずだ。

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