高橋遥人に“五回の壁” 逆転許し降板「同じ失敗を」と猛省

5回、逆転を許した阪神・高橋遥人は途中降板する=甲子園(撮影・田中太一)
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 「交流戦、阪神-ロッテ」(10日、甲子園球場)

 阪神先発の高橋遥人投手(22)が、五回に逆転を許した。またこのイニングを投げきれず降板。悔いの残る投球に、悔しさをにじませた。

 1点リードで迎えた五回だ。先頭の鈴木に二塁打を浴びると、続く田村には四球。その後犠打を決められ、1死二、三塁から、今度は荻野貴にも四球を与えた。

 そしてこの満塁の場面で、ここまで無安打と抑え込んでいた亜大の先輩・藤岡裕を迎えた。その2球目。118キロの変化球を捉えられると、打球は右翼へ。虎党の悲鳴とともに、一気に逆転を許した。

 3番・中村は空振り三振に斬って取ったが、その後角中には再び四球。この回3つ目の四球で、またも満塁のピンチを作ったところで、金本監督が交代を告げた。それでも2番手で登板した尾仲が、井上を3球三振。このピンチを切り抜け、追加点は阻止した。

 先発した高橋遥は、「先頭打者を出した回に続けて失点してしまい、これまでの登板と同じ失敗を繰り返してしまいました。イニング途中で、リードを許した展開でマウンドを降りることになってしまい、チームに申し訳ないです」とコメント。4回2/3を投げ、4安打3失点の結果にうつむいた。5回もたずの降板は2度目だった。

 前回登板となった5月30日のソフトバンク戦でも5回1/3を6失点で降板しているだけに、「次は試合を作れるように。走者を背負っても、粘り強く投げていければ」と意気込んでいた。またも試合を作ることができず、無念の90球となった。

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