超人・糸井vs怪獣・ギータ“特撮4番対決”闘志メラメラ いざ交流戦

 「日本生命セ・パ交流戦2018」が29日からスタートする。阪神の糸井嘉男外野手(36)は28日、ソフトバンクとの開幕戦を前に“超人VS怪獣”の対決を心待ちにした。超人・糸井いわく、「怪獣」とはソフトバンクの4番を張る柳田悠岐外野手(29)。一緒にオフの自主トレーニングを行う間柄ということもあって注目も集まる中、本人は「(注目)せんとってくれるー(笑)」と独特の言い回しをしつつも、重要な交流戦へ闘志を燃やした。

 巨人戦では菅野から価値ある一発を放ち、4番としてもチームを引っ張った。間違いなく5連勝の原動力になったと言っても過言ではない糸井。交流戦を前に「怪獣に会えるからなあ。怪獣?トリプル4のヤツや!!」と笑みを浮かべる。

 超人の糸井をして「怪獣」と言わしめる男。それはソフトバンクの4番を張る柳田だ。オフの自主トレーニングを一緒に行う間柄の2人。今年1月のグアム自主トレでは柳田が「同じ人間とは思えない」と、糸井の強じん化した肉体に驚きの言葉を発していた。

 ともにチームを引っ張る打者だけに、報道陣から「注目が集まるが」と問われると「せんとってくれるー(笑)」とニヤリ。交流戦前の5連勝で貯金は2と増えた。首位・広島とのゲーム差も4に縮まってきただけに、交流戦で勢いを持続できるかが今後のポイントになってくる。

 糸井自身も「大事なのでね、交流戦は。頑張ります」と力を込めた。気になる打順について片岡ヘッド兼打撃コーチは「それは相手投手にもよる。ロサリオの状態によりますしね」と明言を避けたが、ソフトバンク初戦の先発は右の岡本。ロサリオらの状態を鑑みれば、糸井が4番で出撃することが濃厚だ。

 打線の軸がしっかりすることで、27日の巨人戦では5番を打つ中谷が一発を放ち、6番の大山が2試合連続の猛打賞をマークした。攻撃の流れは明らかによくなってきており、糸井自身も2犠飛をマークするなど、4番として確実に得点を生み出す技術と力を兼ね備えている。

 投手陣は安定しているだけに、打線の浮沈がカギを握る交流戦。特に初戦は糸井と柳田のバットがチームの勝利を大きく左右する一戦になる。チームとしても「まずは火曜日、水曜日、木曜日。ソフトバンクとの3つを頑張ります」と今後の戦いを占う上で、重要な3連戦となる。

 聖地・甲子園で繰り広げられる“超人”対“怪獣”の対決-。超人の勝利が、間違いなくチームの白星に直結するはずだ。

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