糸井 痛烈二塁打で六回2点お膳立て 連敗脱出呼び込むリーダー

6回、二塁打を放つ糸井(投手は飯塚) 
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 「阪神2-1DeNA」(15日、甲子園球場)

 みんなで連敗ストップや。先陣を切ったのは、猛虎を引っ張る糸井のバット。今季12度目のマルチ安打をマークした。それでも試合後は真っ先にナインをたたえた。「みんなの1本が大きかった」。聖地が生み出すヒーローへつないで、つないだ。勝利への執念が、5試合ぶりに形となった。

 甲子園が大歓声に包まれたのは六回だ。1死走者なしで迎えた糸井の第3打席。カウント2-2からの6球目、スライダーに反応した。打球は中堅の右を鋭く抜け、一気に二塁へ。一振りでチャンスメークすると、その後2死満塁となり、原口の適時二塁打で先制のホームを踏んだ。

 チームリーダーだ。打率、安打、本塁打、打点、盗塁。すべてチームトップをひた走る。この日はヒーローを原口に譲り、アシストの立場へ。初回には中前へはじき返しており、2試合ぶりのマルチと調子は上向きだ。守っても六回、大和のファウルゾーンへの飛球をフェンスにぶつかりながら好捕。全員で戦い、みんなで勝利をつかみ取った。

 流れを一気に断ち切った勝利。だからこそ、と意気込むのは翌戦だ。「連敗が止められてよかった。明日がもっと大事なので…全部大事か」。ニヤリと笑った糸井が、明日もチームを引っ張る。今度は全員で連勝をつかむために。

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