先発小野、奮投も無念の七回途中降板 2失点も7四球「前回同様に四球が多い」

 「阪神-中日」(5日、甲子園球場)

 阪神先発の小野泰己投手(23)が、6回2/3を投げ8安打2失点で降板した。

 最後は無念の降板となった。七回だ。2四球で2死一、二塁のピンチを背負うと、4番・ビシエドを迎えた。その初球を捉えられ、右中間へ。俊介、糸井も懸命に追ったが、捕球することができず、中日に2点目が入った。球数114球。ここで金本監督が交代を告げ、走者を残したままマウンドを2番手のモレノに託した。

 同じような場面が五回にもあった。投手に安打を許し、続く大島にはストレートの四球。1死を挟んで、3番・アルモンテにも痛恨の四球を与えてしまう。1死満塁のピンチ。それでもこの局面で、4番・ビシエドを併殺打に打ち取っていた。

 3者凡退に抑えたのは二回のみ。常に走者を背負った苦しい投球にはなったが、粘り強く中日打線を打ち取っていった。前回登板となった4月28日の広島戦は、自己最多となる7四球で、5回5失点。キャッチボールの時間を長くするなど、状態を見つめながら調整を続けてきた。それでもこの日も7四球。反省生かせず唇をかんだ。

 降板後には「前回同様に四球が多い投球となってしまい、反省を生かすことができなかった」と小野。打線の援護、味方の好守にも支えられ3勝目の権利を手にしたが、課題が残った。

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