阪神の秋山拓巳投手（２６）が３１日、先発する１日・巨人戦（東京ドーム）に向けて、気迫を前面に出した投球を強く誓った。この日の試合中に予告先発が発表された。

　「緊張すると思いますが、１週間ちゃんと調整できたので。いつも通りしっかり準備して、試合に臨みたいと思っています」。この日はキャッチボールやダッシュなどで登板に備えた。昨季１２勝（６敗）のチーム勝ち頭。キャンプ序盤には金本監督から、早々と開幕ローテ入りを通達された。

　ローテーションを奪い取る中で迎えた昨年の開幕から、チームの柱として期待される１年。「いろいろなことを考えると思うんですけど、そこでいかに冷静になれるかが重要。向かっていく気持ちの中でも冷静でいたい」と気を引き締めた。

　警戒するのは新加入の４番・ゲレーロ。中日に在籍した昨年の対戦は１０打数３安打、２本塁打、４打点だった。「全力で抑えにいきますが、リスクを少なくするというか、（ゲレーロの）前に走者をためないこと。先頭の出塁をさせないことだったり、できることをやれば良い結果になる」と前を向いた。

　この日、巨人に逆転負けを喫し、１勝１敗で迎える第３戦。秋山でカード勝ち越しを狙う。