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金本監督 星野氏お別れ会で嗚咽もらして弔辞

涙を流しながら弔辞を読む阪神・金本知憲監督=ハービスホール大阪(撮影・高部洋祐)
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 「星野仙一元監督のお別れ会」が28日、大阪市内で行われ、阪神・金本知憲監督が涙ながらに弔辞を読んだ。

 ときに言葉に詰まり、嗚咽をもらしながら亡き師に感謝を捧げた金本監督は「選手たちが頑張って、必ず優勝しますので、天国からよくやったなという言葉をかけてください」と語りかけ、ウイニングボールを墓前に届けることを約束した。弔辞全文は以下の通り。

  ◇  ◇

 まず、本当にタイガースに呼んでいただいてありがとうございました。いまだに…こうして写真を見るだけで…涙が止まらない日々が続きます。広島出身の僕を、地元の広島でプレーしている僕を本当に強引にタイガースに呼んでいただいて、そのおかげで2003年の感動の優勝を味わうことができました。

 本当に阪神ファンを喜ばせたい星野さんの思いと、星野さんを胴上げしたいという思いと、ただそれだけでひたすらに頑張って勝ち取った優勝だと思っています。僕と星野さんは1年しか一緒にプレーしていませんけど、その後、僕がずっとタイガースでプレーを続けていても、ケガをしたときには「大丈夫か?」と。フルイニング記録が途切れたときも「今からが大事」だと。「お前の姿、振る舞いをみんなが見ているから」と電話をしてくださいました。

 引退するときも電話をいただきまして「まずはゆっくりしろ。そしてすぐにユニホームを着ろ」とアドバイスをいただきました。私が監督の要請をされたときに、かなり迷って消極的だった自分がいたのですが、「とにかくやれ、チャレンジしろ。俺ができたんだからお前もできる」と。いやいやいや…って。何回か電話でそういう話もしました。最後は選手時代のFAのときと同じように、強引に「やれ!!ユニホームを着ろ!!」の一点張りでした。

 そして僕が監督に就任してからも、楽天の副会長をされているという立場にありながら、常に心配してくれて、チーム作りにアドバイスをしてくれたり、マスコミを通じてすごくサポートしてくださいました。

 最後に会ったのは殿堂入りのパーティーのときでしたが、常に「どうだ、どうだ、あいつはどうだ?」「あの選手は使えそうか?」「あとどれくらいかかりそうか?」とそんな話ばっかりです。何とか星野さんの期待に応えられるように、タイガースの監督として強いチームを作っていきたいと思います。

 僕と星野さんの間の三つ目の夢であるタイガースの優勝。一つ目の夢は僕がタイガースに来て星野さんを胴上げするという夢は叶いました。二つ目は何とか楽天で日本一になってほしい。中日とタイガースで成し得なかった日本シリーズでの優勝をどうしても、達成してほしい。これが二つ目の夢でした。先ほど言いましたように、三つ目の夢が僕がタイガースで優勝して、胴上げしてもらうところを星野さんに見てほしかったです。

 もうそれは叶わぬこととなってしまいましたが…どうしても…何か…優勝して、よくやったなという言葉をかけてほしかったです。今年、選手たちが頑張って、必ず優勝しますので、天国からよくやったなという言葉をかけてください。そして…ウイニングボールを墓前に備えに行きますので、待っていてください。本当にタイガースに呼んでいただいて、ありがとうございました。しっかり島野さんとともにタイガースを応援してください。以上で私の弔辞とさせていただきます。

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