金本監督「のびのびやれ」 ドラ2高橋遥1軍初登板、3連続四球もOK
阪神・金本知憲監督(49)が1日、2日から1軍に合流予定のドラフト2位・高橋遥人投手(22)=亜大=に対し、3連続四球もOKの姿勢でテストしていく方針を明かした。萎縮させることなく、まずは持ち味を存分に発揮させることが狙い。高橋遥は3、4日のソフトバンク戦のいずれかに1イニング予定で登板予定だ。
期待をかけるからこそ、いきなり追い込むようなことはしない。大きな親心で温かく見守る。金本監督は2日から1軍合流予定の高橋遥に対し、3連続四球もOKの姿勢で、1軍初登板に挑ませる考えだ。
「1イニング3つまで大丈夫やな、フォアボールは。のびのびやればいいんですよ、のびのびと。自分の家のように。庭のような感じで、マウンドでは」
四球を恐れ、萎縮して持ち味を発揮できずに終わってもらいたくない。1月24日の新人合同自主トレで初めてブルペン投球を見て「潜在能力というのは素晴らしい」と大絶賛。その長所を存分に出してもらいたい。
「青柳を我慢する男やで、オレは(笑)。3者連続フォアボールでも黙って見ている私ですよ(笑)」と金本監督。重ね合わせたのは青柳の1年目の1軍初登板。いきなり10球連続ボールの3連続四球を与えるデビュー戦となったが、変則フォームの右腕に期待し、その後も起用し続けた。
まだ先発ローテが固まっていないため、ローテ入りのチャンスもゼロではない。3、4日のソフトバンク戦のいずれかに登板させる予定で「ストライクゾーンにいい球をバーンと投げていたら、細かいことは後からでもいい。ほんと、楽しみですよ。変化球もいいらしいしね。高速スライダーで」と期待を寄せた。