ドリス、サファテ54S超える!虎の守護神来日「自分もできないことはない」

 阪神のラファエル・ドリス投手(30)が25日、ドミニカ共和国から関西国際空港に来日した。昨季37セーブをマークし、セ・リーグのセーブ王に輝いた右腕は、昨季史上初の50セーブを達成して日本一に貢献したソフトバンクのサファテ投手を強く意識。今季も虎の守護神として、セーブ数の自己記録更新に意欲を見せた。

 国際線到着ロビーに姿を見せた虎の守護神は、トレードマークのドレッドヘアで、待ちわびていた日本の空気を大きく吸い込んだ。

 「2年間日本にいたので、帰ってきた感じだね。ドミニカにいた時も、日本が恋しかったよ」

 立場やコンディション、全てが今年は違う。右肘を手術した影響から、昨年はテスト生として沖縄・宜野座キャンプに参加し、再契約を勝ち取った。状態について昨年との比較を問われた右腕は「100%の状態。トレーナーと厳しいトレーニングをしてきたから」と自信をみなぎらせる。

 昨季は63試合に登板し、4勝4敗37セーブ。自身初めて、最多セーブのタイトルを獲得した。結果を示した1年間、猛虎の投手陣を支えた男は、確かな手応えを感じている。「結果が出たので(今年の調整は)何も変えていない」という。

 意識する選手の存在も明かした。昨季54セーブを挙げ、ソフトバンク日本一への原動力となったサファテだ。「確実にセーブを記録していたことは、本当にすごいこと」とたたえる一方で、対抗心を燃やすことも忘れない。

 「彼(サファテ)ができたことは、自分もできないことはないと思っている。彼の存在を気にしながらやっていきたい」

 母国に帰国した期間は、土日の休みを利用して、自宅のプールで家族や友人とゆったり過ごした。再び、タフな局面で1年間を戦い抜くためのリフレッシュも十分。「自分のセーブ記録を塗り替える気でいる。いい1年を過ごすためにも、いい成績を残さないといけないし、そのためにも自分の記録を上回りたい」とドリス。虎の勝利の瞬間、そのマウンドには今年も、貪欲で頼もしいドミニカンが立っている。

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