大山 第2の故郷・小山市のためにも!東京五輪出場を約束

 阪神の大山悠輔内野手(23)が27日、栃木県小山市のホテルで行われた「小山市ふるさと大使委嘱式」に出席した。式典では、大久保寿夫市長(69)から東京五輪出場を要望され、大山自身も小山市のために活躍することを誓った。

 集まった100人からのエールに、自然とほおも緩んだ。子供たちに見せる優しい笑顔。だが東京五輪について問われた大山の表情は一変し、「まずは来年頑張ります」と引き締めた。

 白鴎大時代の4年間を過ごした“第2の故郷”小山市。全国的には有名な市ではないが、小山市出身にはリオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介や同五輪柔道男子66キロ級銅メダルの海老沼匡ら五輪メダリストがいる。萩野は同じく「小山市ふるさと大使」で同年代だが、大山は「向こうは世界で、桁が違う。僕なりにしっかり頑張ればいい」と足元を見つめた。

 そんな控えめな大山とは対照的に、大久保市長は黙っていなかった。「(東京五輪に萩野らと)一緒に出てくれたら最高だよね。とにかく健康で(プロ生活を)長続きさせないと。活躍を願っています」。市をあげての全力応援を誓った。

 小山市で過ごした4年間に、感謝の思いは絶えない。「関西では小山市の認知度は低い。活躍することによって、(市の)名前が出る。そこで貢献していきたい」と大山。まずは野球で、しっかり恩を返す。明日の努力が、そのまた明日へとつながっていく。そして、来季の活躍の先に見えるもの…そこには、小山市の願いが詰まっている。

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