“坂本先生”が夢の教室開催 少年少女と交流「悔しさ糧に大きくなって」

子どもたちと体育の授業を行う阪神・坂本誠志郎=練馬区立南田中小学校(撮影・棚橋慶太)
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 阪神・坂本誠志郎捕手(24)が20日、東京都練馬区立南田中小学校で行われた「JFAこころのプロジェクト 夢の教室」に先生役として参加。体を動かすゲームで遊び、また自ら教壇に立って少年少女27人に夢を持つ大切さを語りかけた。

 「小さい頃から日本一になりたいと思って野球をやってきたけど、まだ達成できていない。それは今でも思い続けているし、悔しさもある。みんなにもそういう思いを大事にしてほしいし、悔しさを糧に大きくなってほしいと思っています」

 自身が振り返ったのは、プロデビュー戦となった昨年7月19日・巨人戦(甲子園)。能見とバッテリーを組み、三回途中8安打6失点で左腕と共に交代を告げられた。「両親も見に来た試合で…。恥ずかしくて、情けなくて、本当に申し訳なかった」と自らを責め、「このままじゃいけないと、やっと気づきました」と、転機になったことを明かした。

 故障も相次ぎ、悔しさを味わいながら歩んできたプロ2年間。憧れのまなざしを向ける子供たちのためにも、来季こそ正捕手の座を奪いたい。「ものすごく元気で、グイグイきて。自分もそうやって前に出ていかないといけないと思いました」。逆に勇気をもらった“坂本先生”は、晴れやかな表情を浮かべながら教室を後にした。

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