能見サンタ 3年ぶり2桁勝利&8年連続完投星届ける 子どもたちの笑顔に

 阪神・能見篤史投手(38)が14日、西宮市内の保育所を訪問し、「輪投げ」をプレゼントした。2014年から1勝につき10万円分のおもちゃを西宮市、豊岡市の児童施設に寄付しており、今年は60万円分のおもちゃを贈呈。来年も多くの人を笑顔にするため、3年ぶりの2桁勝利と8年連続完投勝利に向けて意気込んだ。

 能見が子供たちに向けるまなざしは優しかった。打者の懐を厳しく突くマウンド上での姿からは想像できないほど、穏やかな表情だった。来年もたくさんの贈り物を-。「なかなかうまくいかないですけど、しっかり頑張れるように」と活躍を誓った。

 目指すは11勝を挙げた2015年以来となる2桁星。「投げるからには一つの目安として持っています。まあ、できるだけ勝てればいいかな」。簡単ではないが、プロである以上は追い求めていくつもりだ。

 もう一つの目標は、先発投手としての勲章でもある。9月28日のDeNA戦(横浜)で7年連続の完投勝利。能見は「やるからにはしっかりできれば」と記録更新をもくろむ。完投は中継ぎ陣の負担軽減にもつながることから「先発投手のみんながそういう思いでやってくれたら、チームとしてはいい回り方をする」と力を込める。

 この日は児童からの質問にも対応。「好きな色はなんですか?」というかわいらしい問いに「明るい色が好きで、黄色とか、緑とか」と答えるなど、終始笑みをたたえて接した。「能見サンタ」は来年も、笑顔、希望、夢を子供たちに届ける。

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