ドラ2・高橋、天下獲る!故郷は徳川家康公鷹狩りの地

 天下統一や!阪神からドラフト2位指名された高橋遥人投手(22)=亜大=が15日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約した。名峰富士山を望む生まれ故郷の静岡市葵区瀬名地区は、徳川家康が鷹狩りを催したと伝わる地。将来は虎を象徴する投手になり、今季、日本一を成し遂げたソフトバンクの首を取る。

 初々しい表情が、金屏風の前に座ると勝負師の顔に変わった。戦国東都で己を磨き、プロの世界に飛び込む決意を述べた高橋。澄んだ瞳の先に映し出されていたのは、今季日本シリーズを制した鷹軍団だ。倒すだけの実力をつけなければ、虎の日本一はない。乱世を生き抜き江戸幕府を開いた徳川家康のように、勇ましく最強への道を突き進んでいく。

 それを後押しするのが故郷・静岡から吹く風だ。生まれ育った瀬名地区は約400年前、駿府城に隠居していた家康が鷹狩りを催した場所として伝えられている。高橋にとってソフトバンク退治は、まさに宿命とも言うべき任務。「亜細亜大学の先輩がいっぱいおられるので、対戦してみたいです」。将来は…。東浜に投げ勝ち、憧れの松田を自慢の直球で抑え込む。

 現在は、ウエートトレーニングや走り込みで土台を作っている。DeNA・今永をほうふつとさせる最速151キロの直球が最大の武器だが、一方でコントロールが課題の一つ。担当の吉野スカウトは「能見はアドバイスをくれるだろうし、右投手だけど球児も面倒見がいいから。吸収してほしい」と注文した。

 高橋は「リリースまでにどのように力を伝えているか。自分は安定性に欠けていると思うので、見て学んでいきたいです」と“弟子入り”を志願。10年後の目標は、虎を代表する男になっていること。直球を磨き上げ、日本シリーズの舞台で躍動する。

 中学時代は駿府城公園のお堀の周りを「ランニングしていました」という左腕。「歴史は嫌いではないので。(テストの)点数も結構…(笑)」。徳川の息吹に触れ、歩んできたこれまでの人生。天下統一を果たした大将軍のように、高橋は野球界でナンバーワンを目指していく。

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