大山、打てる大型二塁手へ本格挑戦 目指せ!虎の山田哲人

 阪神・金本知憲監督(49)が28日、甲子園室内で行われた秋季練習後に大山悠輔内野手(22)を本格的に二塁へ挑戦させる考えを明かした。

 シートノックで二塁に入った大山のスローイングは、何よりも目を引いた。併殺プレーを完成させる上で近年、注目されてきた二塁手の肩。ここ数年は併殺を取れるはずの場面で取れないことが優勝を逃す要因の一つとして挙げられており、大山自身の打撃を見ればヤクルト・山田のような大型二塁手になる可能性も秘めるだけに「できるだけあの打撃は使いたいしね。あの肩も」と指揮官はうなずく。

 就任直後から若手に関しては複数ポジションを守れるように育成しており「ファーストはできるし、トリ(鳥谷)が休んだときは三塁でとも考えているし」と来季の青写真を明かした金本監督。二塁も守れるようになれば起用の選択肢も増える。大山の打撃と肩に二塁手としての価値を見いだすからこそ「(秋季キャンプは)セカンドが主になるかな」と安芸で一人前になる基礎をたたき込む方針だ。

 久慈内野守備走塁コーチも「サード、ファーストと二遊間ではゴロの捕り方も違う。二遊間は捕球後の動作も考えて細かい部分も入ってくる。セカンドメインでそういうところも覚えてくれれば」と語った。ヤクルト・山田、巨人・マギーのように強打の二塁手がいれば課題の得点力不足解消にもつながる。

 今季、確かな片りんを見せたドラ1ルーキーの二塁本格挑戦-。チャンスをものにできれば間違いなく、チーム力はアップする。

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