大山 遊撃も守れ! 金本監督 出場機会増へ捕手以外全ポジション視野

 阪神・金本知憲監督(49)が19日、大山悠輔内野手(22)の遊撃へのコンバートの可能性を明かした。今季、1軍では主に一塁を守ったが、18日のオーナー報告後に熱望した外国人の大砲獲得が成功した場合、その選手が一塁を守る可能性がある。出場機会を増やし、魅力あふれる打撃をより伸ばす意味でも、二塁、外野も含めてあらゆる可能性を探っていく。

 確かな成長を感じさせ、大きな期待を抱かせてくれたからこそ、その打撃を生かし、伸ばしていきたい。最初からスタメンのイスを用意するわけではないが、できる限りグラウンドに立たせる意味でも、あらゆる可能性を探る。金本監督が、大山を遊撃で起用する可能性を明かした。

 「(一塁以外の可能性を問われ)そこはコーチと話し合って練習はさせると思うよ。ショートもセカンドもサードも。外野も。どこでも。さすがに二遊間は厳しいかも分からんけど、(コーチ陣に内野出身の)久慈も平田さんもいるから。適性を見てもらって」

 首脳陣の方から、可能性を狭めることはない。6月に初めて1軍に昇格させてからは、優勝争いの中でも試合で使い続けた。DeNAとのCSファーストSでもスタメンで起用すると、3試合で打率・538、1本塁打4打点の活躍で応えてくれた。さらなる飛躍を予感するからこそ、できる限り試合で起用できるような準備をさせておきたい。

 「(出場機会を増やすためのコンバートプランかと問われ)もちろん。ファーストに外国人がガーンといいの取れた場合、ファーストで(大山を)使えなくなるから。今年はトリ(鳥谷)もサードで元気やったから」

 18日のオーナー報告後の会見で話したように、来季の優勝を目指す上で一発のある大砲助っ人を熱望。仮に今後、獲得に成功した場合に大山と守備位置が重なる可能性もある。その時に、その助っ人らと同時起用することも考え、遊撃を含めて、投手と捕手以外の全ポジションでの起用を視野に入れ、秋季練習から取り組ませる。

 「(今後の打撃面は)タイミングの取り方、球を捉える技術的なものは想像以上にあったから。振る力を付けたら技術ももっと生きる。すごい、大器の予感はあるよね」

 当然、守備だけでなく打撃面も継続して課題に取り組ませる。将来的な4番の可能性に関しても「まあ、候補になってくると思うよ」ときっぱり。ポテンシャルの高さを十分に示してくれた1年目。描く未来予想図に、大山の名前はしっかり組み込まれている。

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