阪神CSファイナルSへ王手 福留決勝2ランに完封リレー 勝ち上がり率90%

6回、先制2ランを放った阪神・福留孝介(8)を歓喜の表情で迎える阪神・金本知憲監督=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「セCSファーストS・第1戦、阪神2-0DeNA」(14日、甲子園球場)

 阪神が初戦に勝利し、CSファイナルS・広島戦(マツダ=18日から)進出に王手をかけた。過去10度のセ・リーグCSファーストSで、初戦勝利チームの勝ち上がりは9度。勝ち上がり率は90%だ。

 試合は序盤から白熱した投手戦となった。阪神の先発はメッセンジャー。右足腓骨(ひこつ)骨折から驚異的な回復を見せ、迎えたこの日のマウンド。10日のレギュラーシーズン最終戦から、中3日で“開幕投手”に指名されると、熱投でナインを鼓舞した。

 「マウンドに上がったからにはやるしかない。6イニングだったけど何とかゲームを作ることができたし、自分の役割は果たせたと思う。孝介さんのホームランに救われたね」

 六回まで得点圏に走者を進めることなく、3安打無失点と完璧な投球内容。エースが役目を果たすと、力投に応えたのが4番・福留。六回、先頭の糸井が右前打で出塁すると、4番が打席に入った。2ボール1ストライクから4球目。真ん中低めの147キロをフルスイングした。打球は右中間スタンドに到達。待望の先制点が決勝2ランとなった。CSでの本塁打は2年ぶり4本目となった。

 「打ったのは直球。メッセが頑張って投げてくれていたので、何とか先制点をと思い打席に入りました。しっかりと捉えることができましたし、いい形で先制することができて良かったです」

 阪神のCSファーストS初戦成績は過去6度の出場で1勝5敗。勝ったのは14年の1度だけだった。七回からはマテオ、桑原、ドリスと勝利の方程式による継投。エースと主将、盤石の救援陣…。金本監督が信頼する選手らの活躍で、阪神がまずは先手を取った。

 15日の第2戦で勝つか、引き分けでファイナルS進出が決まる。

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