金本監督、いざCS初采配「選手を信じる」 救援陣に自信!「投手戦覚悟」

 「セCSファーストS・第1戦、阪神-DeNA」(14日、甲子園球場)

 阪神・金本知憲監督(49)はCSファーストS開幕を翌日に控えた13日、ポストシーズン初采配へ向け、選手への信頼を強調した。この日は甲子園での全体練習を見守り、モチベーションを上げて練習に臨んだ選手たちの姿に目を細めた。対DeNAに対し「投手戦覚悟」と語った背番号6は、継投などの局面で選手を信じてタクトを振る。

 シートノックで鳥谷が声を張り上げた。投内連係などでファインプレーが出ると、自然とチームは盛り上がった。日本一への道のりを懸けた短期決戦を待ちわびているかのような空気-。見守った金本監督は目を細める。

 「選手たちの顔つきや動きを見ていると、ちゃんとモチベーションを上げて、練習してくれているなという印象ですね」。指揮官も第一声で、シーズン中とは異なる雰囲気に確かな手応えを明かした。そして「選手たちがやってくれると僕は信じています」と信頼を強調する。

 自身にとってポストシーズン初采配となるが「シーズン中とそんなに変わらない」と言いつつも、今季、甲子園で黒星が先行したDeNAを返り討ちにするイメージはできている。最も警戒するのは1番・桑原で「彼を(塁に)出さないようにしたい。やっぱり彼を抑えると、筒香、ロペスが走者を置いての打席が減ってくると思うので。そこら辺はうちの投手にもマークしてほしい」と要望する。

 ファーストSは2戦先勝で、お互いエース級の投手を立ててくることからロースコアの展開になることが多い。14年に2位から突破した際も広島とのファーストSのスコアは1-0、0-0だった。金本監督は「投手戦覚悟のつもりでやります」と言う。

 そのためには継投のタイミングが重要になる。プロ野球史上初となった60試合クインテットを、どの場面で投入していくか-。「今年のうちの戦い方はリリーフ頼みだったので。レギュラーシーズンとあまり変わらないかなと思います」と実績を残してきた救援陣への信頼は揺るぎない。

 「何が何でも勝つという気持ちでやってほしいですし。僕は選手がそういう気持ちでやってくれると信じています」と言い切った指揮官。143試合を戦い抜き、猛虎を2位に躍進させた選手たちを信じる。必ずやってくれると信頼し、日本一を目指す戦いに挑む。

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