金本監督鬼指令!“地獄の宮崎”で若虎鍛えよ…昨年より「数倍きつい」

 今秋の宮崎は地獄の22日間や!9日から若手を中心に参戦する「みやざきフェニックス・リーグ」の期間中、金本知憲監督(49)の指示の下、過酷なトレーニングを実施していくことが7日、分かった。実戦は練習試合を含めて最大20試合を行う予定。山田勝彦2軍監督代行(48)は、昨年より「数倍きついと思うよ」と予告した。

 宮崎への出発準備を進める2軍本隊に、金本監督のメッセージが届いた。“実戦漬け”の日々と並行して、今年は昨年以上に体力強化に重きを置いてほしい。試合後の走り込み、さらには宿舎へ帰った後のウエートトレーニング。山田2軍監督代行が、脳裏に描く22日間を明かした。

 「(金本)監督から『(体力強化を)しっかりやらせてほしい』ということだった。限られたスペースになるけど、試合後は走って、宿に帰ってもウエートや素振りをやってもらう。(昨年と比べ)数倍きついと思うよ」

 掛布2軍監督の下で戦った1年前も地獄だった。走る量を例年の1・5~2倍に増やし、時に脱水症状を訴える選手もいた。その数倍のきつさとなると…想像を絶するおぞましい光景が繰り広げられるかもしれない。

 今年は例年通りのリーグ18試合に加え、空き日に練習試合を最大で2試合実施する可能性もある。そうなれば22日間で20試合を消化する計算。現時点で確定している自主練習日は1日のみで、四六時中、野球と向き合う日々だ。

 球団トレーナーは「投手陣は特に、秋季キャンプで相当な量を走ってもらうことになる。宮崎でしっかりと基礎を作ってきてほしいです」と体力強化の意図を説明。門限は昨年と同じ午後10時(休養日前は同11時)とし、練習や治療の時間を十分に確保することも決まった。

 もちろん、試合の中での技術向上は大切なポイント。各選手に「目標設定シート」の提出を義務づけ、本塁打数や打率など明確な数値目標を意識させる。投手陣は、全投球数のうちストライクが何球あったかを示す「ストライク率」の向上が、一つのテーマとなる。

 金本監督が求めるのは、どんな苦境でも決して揺るがない屈強な戦士。若虎は8日に宮崎入りする予定。真夏のような日差しが照りつける南国で、地獄の鍛錬が始まる。

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