新人捕手・長坂がプロ初の1軍昇格へ 名古屋から急きょ甲子園へ
阪神の長坂拳弥捕手(23)が20日、1軍に緊急昇格する。19日の練習で、坂本誠志郎捕手(23)が左脇腹を痛め、登録抹消となる見込み。2軍で71試合に出場しているドラフト7位入団の新人捕手が、チャンスをつかむ。
19日のウエスタン・中日戦に出場した長坂はこの日の朝、荷物を取りにナゴヤ球場を訪れた。プロ入り初の1軍昇格に、「まだ緊張はしていないですね」と笑顔。リラックスしながらも、気合十分といった様子だった。
この日の巨人戦(甲子園)で出場の機会を得ることができれば、「思い切ってやるしかない。できることをやっていくしかない」と長坂。2軍で取り組んできたことを、そのまま出すつもりだ。坂本の代役は、シーズン中盤まで正捕手を務めた梅野となりそうだが、数少ないチャンスをものにする。