ドリスが九回に追いつかれ、延長に入る 十回は藤川が登板

9回巨人、巨人・橋本到の安打と阪神・福留孝介の悪送球で、巨人・亀井善行(右)の生還を許す阪神 ラファエル・ドリス=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-巨人」(12日、甲子園球場)

 阪神が5-4と1点をリードした九回、追いつかれて試合は延長に入った。

 九回からマウンドに上がったドリスが先頭の亀井に二塁内野安打を許すと、暴投と四球で無死一、二塁とされ、代打・橋本到の左前打とこれを処理した福留の三塁への送球失策で二走の亀井が同点のホームを踏んだ。

 阪神は初回、上本、糸井の連打で1死二、三塁とし、8月31日のヤクルト戦以来、4番に座った福留が中前へ先制の2点適時打を放った。さらに二回には上本の右前適時打、福留の2打席連続適時打で3点を加え、5点をリードした。

 先発した藤浪は三回までは長野の15号ソロで1点を許したが、150キロを超える直球を中心に好投。

 ところが四回、先頭の坂本に死球を与えると、突如乱れた。1死から村田には四球。一、二塁とされると、亀井、長野の連続適時打で3失点。3回1/3を投げ、4安打4失点。自身4連敗中と、苦しむ右腕は打線の援護を生かせずに終わった。

 それでも、その後は石崎、高橋、マテオ、桑原とつないで巨人打線を八回まで無得点に抑え、4連勝が目前だったが、ドリスが同点に追いつかれた。十回は藤川がマウンドに上がった。

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