鳥谷、藤田&和田両氏超え!虎史上最長13年連続100安打

 延長10回、二塁打を放つ
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 「DeNA1-2阪神」(12日、横浜スタジアム)

 阪神・鳥谷の今季ともし続けた「H」ランプの数が、虎の歴史の中で輝きを放った。二回に遊撃内野安打で出塁。この一打で球団最長記録となる13年連続100安打を決めた。

 歴史を塗り替えたのは二回だ。1ボール2ストライクからの4球目、高めのスライダーをはじき返した。打球はバウンド高く跳ね上がると、遊撃へ。一気に一塁ベースを駆け抜け、内野安打をもぎ取った。

 プロ2年目の2005年から続くシーズン100安打。「(記録のことは)考えてはいないけど、1日1本というのは考えているので」。12年連続の藤田平氏(本紙評論家)、和田豊氏を上回り、虎の歴史に名を刻んだ。

 若虎時代から、最前線で戦い続けた男に贈られた一つの勲章だ。延長十回には、1点を勝ち越した後、2死一塁から外角変化球を左翼線ギリギリに運び、二塁打とした。チーム打率トップを走る6番打者が、虎党をさらに盛り上げた。これで2000安打まで残り「27」。偉大なる記録へ、歩みを進めている。

 チームの状態が停滞しても、自分からはチームメートらに声はあまりかけないという鳥谷。むしろ…。「逆に周りから声かけてもらってるよ。頑張れ、頑張れって」。まずは自分のできることを。言葉ではなく、これまでも黙々と背中で引っ張ってきた。キャプテンマークを外しても、その気持ちは変わらない。

 主将を引き継いだ福留の一発で延長戦に終止符が打たれた。「どういう形であれ、勝てたというところがよかった」。自らの記録より、勝利につながる一打を。その思いが、13年間の功績に直結した。

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