「広島－阪神」（２日、マツダスタジアム）

　阪神は福留孝介外野手（４０）の１０号同点２ランで試合を振り出しに戻した。本塁打数はチーム２位となった。

　三回だ。２番上本の打球を三塁・安部が後逸し出塁。すると、続く３番福留が１ストライクからの２球目をフルスイングした。外野が追わないほどの会心の一撃。スタンド中段まで運ぶ一発で試合を振り出しに戻した。

　広報を通じて「点を取って早く追いつくんだと思っていたので、まずは早い段階で追いつくことができてよかった。またここから次の１点を取りに行きます」と力強く振り返った。

　だが、続くロジャースは左飛、中谷は空振り三振。鳥谷は三ゴロに倒れた。後続がなく、一気に逆転とはならなかった。

　７月２９日の中日戦以来（ナゴヤドーム）の一発で、２０１５年から３年連続での２桁本塁打をマーク。ＮＰＢ通算２５０本塁打まで、あと２とした。