引き分け以下で自力V消滅の阪神、初回に小野が菊池の2ラン浴びる

 「広島-阪神」(2日、マツダスタジアム)

 阪神先発の小野泰己投手(23)が、菊池に先制の2ランを浴び、いきなり2失点。さらにピンチを招いたが、味方の好守もあり、後続は打ち取った。

 セ・リーグトップのチーム打率・280を誇る広島打線を止められなかった。まずは先頭の1番田中に初球を中前へ運ばれると、続く菊池との勝負では、またしても初球を捉えられた。真ん中へ甘く入った直球を強振されると、打球は右翼席ギリギリへ着弾。わずか2球で2点を失った。

 1死を挟んで4番鈴木にもフルカウントから左前打を許した。その後2死三塁となって、6番エルドレッドには死球。2死一、三塁と不安定な投球が続いたが、続く安部の強烈な当たりを鳥谷がダイビングキャッチ。好プレーが飛び出し、追加点は許さなかった。

 小野はデビューからいまだ勝ち星がない、0勝6敗。広島とは2度目の対戦。

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