中谷、代打同点打 大山に負けん!意地の汚名返上打

 「阪神5-4ヤクルト」(2日、甲子園球場)

 意地の同点打で、勝利を呼び込んだ。阪神・中谷将大外野手(24)にとっても大きな一打。「当たりは悪かったけど抜けてくれてよかった」。代打という限られた出番の中で出した結果。チャンスをものにし、レギュラー奪取へ向けて走りだす。

 場面は2-3と1点差に迫った六回1死一、二塁。スタメンから外れていた男の名前が呼ばれた。カウント3-2からの6球目。詰まりながらも気持ちで中堅に運んだ。二走の大山が生還し、試合は振り出しに。一、三塁とチャンスは続き、2死後、鳥谷の打席で2番手・石山が暴投を犯し、この回3点目。逆転に成功した。

 今カード初戦の6月30日。スタメン起用されたが、追加点が欲しい五回1死二塁の好機で高めの球にバットを出して遊飛に倒れた。8連敗を喫したその日、金本監督は中谷に「あそこでボール球を振るようでは…。状況とか試合の流れとか、何十打席も何百打席も立ってるんだからやってくれないと」と厳しい言葉を浴びせていた。

 その反省を生かした打席に、指揮官は「三振だけはしてはいけない中でしぶとくゴロを打ってくれて。彼も少しずつ成長している」とうなずいた。今後は新人・大山に加え、新助っ人・ロジャースらがライバルとなる。それでも「自分の(できる)ことをやる」と中谷。がむしゃらに鍛錬していく。

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