阪神・大山 前日の3ランに続き2試合連続でタイムリー、中谷が同点打
「阪神-ヤクルト」(2日、甲子園球場)
阪神の大山悠輔内野手(22)が、2試合連続の適時打を放った。
逆転を許した直後の六回。先頭の4番・福留が、初球のスライダーを捉え、二塁打で出塁すると、続く打者は5番・大山。カウント2-2からはじき返した打球は、二塁・山田の頭上を越え、右前へポトリと落ちた。この間に二走・福留が一気にホームへ生還し、1点差。2試合連続となる適時打をマークした。
1死一、二塁となって、代打・中谷が打席へ。フルカウントとなり迎えた6球目。135キロの直球をしぶとく中前へはじき返し、同点とした。
その後、2死一、三塁となり、1番・鳥谷に対する4球目だった。2番手・石山の暴投で、三走・大和がホームを駆け抜けた。
大山は「追い込まれてからは何とか進塁打をという意識で打ちました。当たりはよくなかったのですが、いいところに落ちてくれましたし、福留さんの走塁のおかげでタイムリーになりました」と振り返った。中谷は「フルカウントでランナーが走ると思っていたので、ゲッツーを恐れずに打つことができました。抜けてくれてよかったです」とコメントした。
阪神は再逆転。連勝をかけ、七回からは2番手・桑原がマウンドに上がった。
大山は1日の同戦で、プロ初安打初本塁打を記録。決勝の3ランで甲子園に駆けつけた大観衆を沸かせた。この日も勢い止まらぬまま、2安打でプロ入り後初めてのマルチだった。