阪神、韓国に熱視線 来季の新外国人獲りへ韓国リーグの外国人リストアップ

 阪神が来季に向けた新外国人獲得調査で、韓国プロ野球界に熱視線を注いでいることが20日、分かった。5月下旬に編成担当者が現地を視察し、韓国リーグで活躍する外国人助っ人を調査。今年で契約が切れる右のパワーヒッターが多くプレーしており、米国本土と同時進行でリサーチを進めていく方針だ。

 パワーヒッターの獲得へ、阪神が韓国球界も含めた調査を行っていることが明らかになった。球団幹部は「あくまでも来年の話」と前置きした上で「そういう選手がいるという話は聞いている。今後のチーム状況などを見ながら考えていくことになる」と明かす。

 現時点で有力候補となりそうなのが今季で2年契約が終了するハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)や、LGのルイス・ヒメネス内野手(29)ら。ロザリオは昨季33本塁打、120打点をマークし、今季も55試合で17本塁打、51打点と安定した成績を残している。

 ヒメネスも昨季26本塁打、102打点と確かな勝負強さと長打力を誇る一方、三振数の少なさも魅力の一つだ。ともにドミニカ共和国出身で独特の柔軟性とハングリー精神を持つ助っ人。日本でのプレーを希望しているとの情報もあり、阪神は今年2月のキャンプから調査を進めている。

 5月下旬には編成担当者が渡韓し、現地でのプレーぶりなどを調査。シーズン終盤に再度、韓国で視察する可能性もあり、最終的に獲得へ乗り出すか否かはチーム状況などを見て判断する予定だ。

 ただ近年、韓国プロ野球で活躍する外国人選手のレベルは上がっている。昨年まで3年間、NCダイノスに在籍したエリック・テイムズ内野手はブルワーズに復帰した今季、20本塁打を放ってナ・リーグの本塁打王に君臨している逸材だ。

 韓国球界には速球派の投手が多く在籍する一方、近年は各球団ともウエートトレーニングに力を入れている。まだ若いうちに韓国へと渡り、そこで才能を開花させて本国へ戻ったり、日本などに活躍の場を見いだす外国人選手は少なくない。

 現状を見れば、補強ポイントは右のパワーヒッター。新外国人のキャンベルはキャンプ終盤に故障した影響もあり、まだ結果を残せていない。来年以降も常勝軍団として優勝を争っていくために、フロントはリサーチを進めていく。

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