西岡、2試合連続安打 初の左右打席も不安なし
「ウエスタン、ソフトバンク14-2阪神」(31日、タマホームスタジアム筑後)
スピード感が回復を物語る。阪神・西岡が「4番・DH」で実戦復帰2試合目に挑み、2試合連続の安打をマークした。全力疾走も見せた。復帰初戦だった前日30日は右打席のみだったが、この日は2度、左打席にも立った。
2日続けてのクリーンヒットは右打席で放った。六回1死走者なしで迎えた第3打席。左腕・島袋を相手に追い込まれてからの3球目、148キロ直球を中前へはじき返した。
四回、無死一塁の第2打席。左打席に立ち、寺原の直球を捉え損ねた打球は高く弾み遊撃手の前へ。短距離選手のようなフォームでトップスピードに乗せ、飛ぶように走った。内野安打とはならなかったが、アキレス腱断裂によって「自分自身が進化できた」と話していた通りの快足ぶりを披露した。
掛布2軍監督は「昨日の延長だよね」と西岡の戦いぶりを振り返った。結果を求めつつ、西岡がさらなる実戦勘の回復に努めていく。