上本2度の同点打 三回、高山と連発!七回、高山と連続適時打!

 「ヤクルト4-5阪神」(21日、神宮球場)

 力強く、そしてしぶとく-。猛虎打線をつなぐ頼れる2番が、完全復活を告げる活躍を見せた。復帰後3試合目のスタメン出場となった阪神・上本。まずはひと振りで、連敗中のチームの空気を変えた。

 2点を先制された直後の三回。先頭・高山のソロで1点差に迫り、続く上本がヤクルト先発・星の145キロの直球を振り抜く。左翼・バレンティンは数歩後ろに下がるが、頭上の打球を追いかけることはなかった。

 「ストレートに負けないスイングを心がけました」という今季2号の同点ソロ。ただ、躍動はこれだけでは終わらない。再び2点を勝ち越されて迎えた七回。高山の内野安打で1点を返しなお1死一、三塁から、三遊間へしぶとく転がす遊撃への適時内野打で再び試合を振り出しに戻した。

 5日の広島戦。守備で右足首を捻挫し、快進撃を支えた男の名がスタメンから消えた。10日の巨人戦に代打出場で復帰。ただ、前夜まで10打数1安打と本来の姿を取り戻せない日々が続いていた。

 それだけに連敗ストップと同様にチームへ力を与える復調だ。片岡打撃コーチも「状態は悪くなかったが、試合の中での体のキレが出ていなかった。これで上本らしさが出ると思う」と胸をなで下ろす。上本の復活とともに、再び猛虎が上昇気流に乗る。

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