金本阪神 上昇若虎打線で首位固めだ 「原口も良くなってるし中谷もいい」

 阪神・金本知憲監督(49)が11日、横浜スタジアムでの指名練習に参加。12日からのDeNA3連戦で、上り調子の若虎の活躍に期待を寄せた。10日までの巨人2連戦と同様、1、2番は高山、北條で組まれる可能性が高く、5番も状態の上がってきた中谷と原口を併用する考え。若い力が好調のベテラン勢に負けないだけの活躍を見せることで、貯金を積み重ねて首位固めを図っていく。

 10日の巨人戦で連勝が「6」で止まったとはいえ、最大7点差を2点差まで追い上げる意地は見せた。雰囲気は悪くない。だからこそ、下を向くことなくDeNA3連戦に挑むだけ。金本監督は力強く口を開いた。

 「調子のいい時ほど心に戒めを持って、引き締めて。いい意味で乗っていくというか。自信を持ってね」

 現在、セ・リーグで消化試合が最も少ない中で首位を走り、貯金は「8」。その上で、チームにはまだまだ上がり目がある。どうしても若い選手は調子の波が出てしまうが、この数試合で上昇の兆しを感じ取れた。さらにチームとして乗っていくためにも、若虎の力に期待を寄せる。

 「3、4番がしっかりしてくれてるから、1、2番ですね」と金本監督。経験豊富な糸井、福留が好調を維持しているだけに、いかにその前に走者を置けるか。右足首を痛める上本が、DeNA3連戦でのスタメン復帰は難しい状況のため、9、10日の巨人戦と同様に高山、北條の1、2番コンビが濃厚だ。

 高山は2試合連続でマルチ安打を記録中と、状態は上向き。「ヒットじゃなくても出塁できるように。点につながるような仕事をしたい」。また、北條はこの日も金本監督から打撃指導を受けたことを「継続していきたいです」と気合を入れた。指揮官からの期待に応えるだけの準備はできている。

 糸井、福留に続く5番は、中谷と原口の2人を併用する。中谷は10日の巨人戦で3安打。原口は同戦で代打で右前打を放っており、金本監督は「原口も良くなってるし中谷もいいし。しぶとさなら原口。長打なら中谷」と評価した。

 この日も中谷には練習中に「普段から甲子園の朝とかにやってることが今日できてたから『意識してんのか?』『よくできてるよ』」と声をかけた指揮官。ただ、「(中谷が)『意識ありません』って言うから。ちゃんと自分で意識して感じながらやれ」と笑って振り返ったが、それだけ伸びしろも十分。ベテラン、中堅、若手を融合させて貯金を積み重ねる。

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