福留、糸井が菅野止める 好調3、4番コンビが攻略のキーマン

 阪神の福留孝介外野手(40)、糸井嘉男外野手(35)が8日、東京ドームでの巨人2連戦に備え上京した。前回の巨人3連戦すべてで先制打を放った4番は「火曜日からのゲームにつなげたい」と意気込み、巨人・菅野に対して打率・571をマークする糸井は、ゼロ行進の阻止を約束。好調を維持する3、4番コンビが、攻略のキーマンとなる。

 すべての攻撃はこの2人が軸となって生まれる。開幕から好調を維持し、打線をけん引してきた福留と糸井の3、4番コンビ。9日の巨人戦は3戦連続完封勝利中の菅野が先発する。ゼロ行進を阻止し、貯金を積み上げていくためには、中軸の奮起が必要だ。

 先週末の首位攻防・広島3連戦で同一カード3連勝を果たし「これだけのお客さんが入って3つ勝てたのは自信になると思う」と語った福留。守備のミスなど課題があったことも事実だが、それを補ってあまりある勢いが今のチームにはある。

 「おのおのが反省するところもあるだろうし、火曜日からのゲームにつなげたい」と力を込めた4番。前回、東京ドームでの巨人3連戦では先制アーチ、先制適時打と3戦連続で初回に打点を挙げるなど打率・500、6打点をマークした。菅野との通算対戦打率も・395、1本塁打、4打点と攻略へ頼もしい数字が並ぶ。

 そして猛虎の躍進を語る上で、絶対に欠かせないのが3番を打つ糸井の存在。25打点は巨人・阿部と並んでリーグトップタイに立っており、類いまれな勝負強さで打線をけん引してきた。

 菅野とはオリックス時代の交流戦で対戦経験があるが、通算7打数4安打1打点、打率・571と好相性を誇っている。3戦連続完封中の右腕に対し「止められるように頑張ります」と力を込めた糸井。印象については「もちろんいい」と語り、球界屈指の投手だからこそ主力打者の糸井にかかる期待は大きくなる。

 昨季、菅野とは4試合対戦し、防御率0・60と完膚なきまでにたたきのめされた猛虎打線。だが今年はひと味もふた味も違う。新加入の糸井が、不惑を迎えても進化を見せる福留が、攻略のキーマンとなって立ち向かう。

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