藤浪、つかむぞ「復帰星」 スライド登板も不安なし 

 阪神・藤浪晋太郎投手(23)が26日、先発予定だったDeNA戦の中止決定後にブルペン入り。27日の同戦にスライド登板することになった。インフルエンザによる離脱もあり、今季初勝利を挙げた13日のDeNA戦から中13日での登板となるが、投球練習を視察した金本監督も右腕の状態に不安はなく「復帰星」に期待を寄せた。

 天気のことはどうしようもない。中止が決まると、藤浪は気持ちを切り替えてクラブハウスを出た。ブルペンに向かい、明日に向けて小気味よい音を響かせた。「復帰戦」は思わぬ水入りとなったが、スライド登板で、同じようにDeNA打線に挑む。

 「今日に合わせていて、今日投げられることに越したことはなかったですけど、仕方ないですね」

 今季初勝利を挙げた前回13日のDeNA戦も、元々先発予定だった11日の同戦が雨で流れての先発だった。今季3度目の登板を前に、2度目となる中止。「仕方ないですね」。受け入れて前に進むだけだ。

 自身3度目のスライド登板。過去2度の成績は、14年5月27日のロッテ戦(甲子園)が8回無失点での勝利、昨年6月17日のソフトバンク戦(甲子園)では6回2失点で勝敗なし。相性は悪くなく「スライドの時はだいたいこんな感じですね」と、この日のブルペンの投球にも確かな根拠があった。

 投球を見守った金本監督は「今投げとったけどね。まずまず。心配はない」と振り返った。インフルエンザの影響で出場選手登録を抹消。中13日での登板となるが、状態に不安は感じていない。「本人が投げたくて仕方ない。そう言ってたし」と問題なくマウンドに送り込む。

 香田投手コーチも「(ブルペンは)本人が投げたいということで。いいボールを投げてた。(インフルエンザの影響が)ないからスライドさせたわけで、相性もいいですし」と期待を寄せる。DeNAには7連勝中の右腕。スライド登板だけでなく対戦相手とも好相性だ。負ければカード負け越しとなる一戦。得意のマウンドで「復帰星」をつかむ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス