能見 今季初星へ闘志「やれることしっかり」 虎の“先発不安”快勝で解消する

 9日・巨人戦(甲子園)に先発予定の阪神・能見篤史投手(37)が8日、甲子園の室内練習場で最終調整。自身今季初勝利へ「1イニングずつ、しっかりとやっていく」と静かに闘志を燃やした。

 昨年の借りを返したい。かつて“Gキラー”と呼ばれた左腕が、ここ3年は3勝8敗と苦杯をなめている。16年は2試合で防御率9・82。好調の阿部、新助っ人・マギーと強打者が並ぶが、臆することなく攻め立てていく。

 今季初先発となった2日・広島戦(マツダ)は、3回1/3を8安打4失点で降板。初回に2点を奪われ、出ばなをくじかれた。先発投手陣のもろさが目立つ今、なんとかお手本を示したい。ベテランの背中には責任と覚悟の両方がにじむ。

 「できることをしっかりやっていく」

 積極的に打者の懐へ投げ込み、フォークで勝負を懸ける。盤石な投球ができればマウンド上を支配できる。チームの勝利も近づいてくるはずだ。

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