マテオ?ドリス?守護神争い、混とん 新助っ投・メンデスは2軍降格
「オープン戦、阪神1-1ロッテ」(9日、甲子園球場)
相手にリードを許さなかった。阪神の守護神争いが混とんとする中、九回2死一、二塁のピンチを無失点で乗り切ったマテオ。甲子園には寒風が吹き荒れ、ドミニカンには酷な条件だったが「(メジャー時代に)シカゴでやっているから寒さは問題ない」と胸を張る。
簡単に2死を奪った後に連打こそ浴びたが、最後は元同僚の柴田を140キロの高速スライダーで左飛に仕留めた右腕。
1点リードの八回からマウンドに上がったドリスは、岩崎の故障によるスクランブル登板だったことを差し引いても、制球にバラツキが見られる。本人も「もっとコントロール良く投げたい」と語っており、調整途上の段階だ。メンデスは金本監督が「今の状態では上では厳しいと思う」と明かしたように、この日から2軍調整となった。
香田投手コーチは守護神について「今、試しているところ」と言う。指揮官も「順番は決まっていない」とし、オープン戦残り5試合の段階まで適性を見極めて行く。