ドラ1大山、いきなりドカ~ン フリー打撃チーム1号

 阪神のドラフト1位・大山悠輔内野手(22)=白鴎大=が29日、長距離砲としての片りんを示した。沖縄・宜野座先乗り自主トレ初日。大山がプロ入り後初の屋外フリー打撃で、左越えにチーム1号を放った。柵越えは33スイング中1本ながら、安打性は12本。広角に打ち分ける器用さも見せつけた。

 ついにベールを脱いだ。プロ入り後初の屋外フリー打撃。2組目で打席に入った大山は、先乗り自主トレメンバーの中で最も早い“宜野座1号”を左翼に運んだ。

 内寄り高めに来た球を振り抜いた。ライナー性の鋭い当たりが左翼を襲う。打球はあっという間にフェンスを越えていった。「柵越えがすべてではない。もっとレベルアップしないと」とは言うものの、屋外で放った一発には「初めてにしてはいい感じだった」と好感触を得た。

 33スイング中、柵越えは1本のみだったが、安打性の当たりは12本。「感覚を確かめながら」コースに逆らわず、広角に打ち分ける柔らかさも見せた。

 打ち始めは球の上部をたたき、打球がドライブ回転する場面も目立った。大山も「ドライブすることはいいことじゃない。初めてなので、そこはあまり気にしていないけど。まずは外でやれたことが一番。でもそれは修正していかないといけない」と、収穫と反省を口にした。

 初めての屋外で、自然と力が入るのも無理はない。だが、数球で修正してしっかりと球にスピンを掛け始めた。そして18球目に宜野座1号。さらに左翼フェンス直撃や右翼の定位置を越える打球など、持ち味である長打力を発揮し始めた。

 今後は打球を飛ばす能力に磨きをかけるため、よりウエートトレにも力を入れていく。「すぐには実感できないと思うので」と筋力アップによる打球の変化は感じられなかったという大山。しかし「継続することが大切」と、さらなるパワーアップへ地道に努力を続けていく覚悟だ。

 沖縄先乗り自主トレ初日を終え「今は技術的なことよりも、慣れること」と振り返った。キャンプまでは「ケガしないように自分のペースでやりたい」と焦らず調整を行っていく。

 まずはあいさつ代わりの宜野座1号。「右の長距離砲」としての本領発揮は、地道な努力の先にある。

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