岩田に“逆襲グラブ”フォーム矯正へ新相棒!横型から縦型「杉内モデル」だ

新グラブ(右)と今季使用したグラブ
2枚

 新グラブでフォーム矯正!!阪神・岩田稔投手(33)が18日、大阪・藤井寺市内の藤井寺スポーツでスペシャルトークショーに出席した。今季はまさかの未勝利。巻き返しを図る来季へ向けて、従来の横型グラブから、巨人・杉内俊哉投手(36)と同型の縦型への新調を決意した。

 「今年が全然ダメだったので、シーズン中からガラッと変えないとなあというのがあった。(縦型は)体が縦に入りやすい。グラブで体を作る。それができればボールもしっかり押し込める。球速が出なくても、球の質は変わってくると思う」

 投手用グラブには、親指と中指を合わせるように閉じる横型と親指と小指を合わせるように閉じる縦型の2種類があり、投球スタイルや体の使い方によって選択される。これまで横型を使用していた岩田は、より真上から振り下ろすイメージを持つために縦型へ変更を決断。すでにキャッチボールを行っており「(感覚は)全然いい」と手応えありだ。年明けのアリゾナ自主トレにも持参予定。「どういう動きが出るか」を確かめるつもりだ。

 トークショーでは悲壮な決意を示した。ファンから来季の勝ち星を問われると、「目標は口に出しません。とりあえず1つ勝たないと先に進めない」と表情を引き締め、「結果が出なかったら年齢も年齢ですし、次の年次の年というのもなくなっていく」と覚悟を決めた。このままでは終わらない。必ずはい上がる。新相棒と共に復活ロードを歩む。

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