藤浪、1失点完投で広島に今季初勝利「自分のピッチングができた」

9回、完投勝利を挙げた阪神・藤浪晋太郎はナインとタッチを交わす=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
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 「広島1-4阪神」(22日、マツダスタジアム)

 阪神先発の藤浪が5安打1失点完投で7勝目(11敗)を挙げた。勝利は8月24日のDeNA戦以来で、完投勝利は6月2日の楽天戦で完封して以来、今季2度目。また広島戦は2015年9月3日の白星を最後に6戦白星なしの4連敗を喫していたが、その連敗も止めた。

 序盤から150キロを超える直球で押した。2-0の七回は四球と安打で1死一、三塁のピンチを背負ったが、安部、新井を三塁ファウルフライに仕留めて無失点で切り抜けた。九回、鈴木に28号ソロを打たれて完封は逃したが、最後まで崩れる気配はなかった。制球もよく四球は3つ。8奪三振をマークした。

 藤浪はヒーローインタビューで「カープに今年勝ててなかったので、何とか最後に勝ててよかったんですけど、カープどうこうよりも自分のピッチングができたことがよかった。フォームをちょっといじったりとかしたんですけど、それがうまくいった」と振り返った。勝ち星が伸びず苦しんだシーズンだったが「いい感覚を最後の方につかめたかなと思います。今後につながるピッチングだったと思います」と、手応えをつかんだようだ。

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