阪神・西岡が左アキレス腱断裂 21日に精密検査も今季絶望

2回阪神、同点の適時打を放つも、一塁手前で転倒した阪神・西岡 剛の元に心配そうに駆け寄る阪神・金本知憲監督(左)=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神2-6巨人」(20日、甲子園球場)

 歓声が悲鳴に変わった。阪神・西岡剛内野手(31)が巨人戦で同点の適時打。ただ、そこでの走塁で負傷し、そのまま担架で運ばれて交代となった。その後、尼崎市内の病院で検査を受け、「左アキレス腱断裂」と診断された。21日に精密検査を受けるが、今季中の復帰は絶望とみられる。

 1点を追った二回だ。2死三塁の場面で田口の4球目を振り抜くと、打球は左翼線沿いへ。三走・中谷が余裕を持って同点のホームを踏み、西岡は二塁を狙おうとしたが、一塁の手前で転倒。そのままうずくまり起き上がれなかった。そのまま担架に乗せられてベンチ裏に運ばれると、代わって代走・大和が送られた。

 その後、西岡は車いすに乗せられ、球団幹部やトレーナーに付き添われてクラブハウスへ。上はユニホーム姿のままで、顔をタオルで覆い、左足首には包帯が巻かれる痛々しい姿だった。

 西岡は初回に先頭から左前打。前日も左腕の内海から3安打を記録していた。金本監督も期待する主力の悪夢のアクシデントとなった。

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