原口、先制打も悔し メッセ勝利導けず

 「阪神1-2巨人」(18日、甲子園球場)

 素直には喜べない。「何とか勝ちをつけたかった」。阪神・原口がバットでチーム唯一となった得点をたたき出すも、先発・メッセンジャーを勝利へ導けず。仲間への申し訳ない気持ちが言葉に出た。

 狙う球は決まっていた。四回2死二塁。巨人先発・マイコラスが2球目に投じたスライダーをファウルでかわす。「1球ファウルを打っていたのでストレートと読んで」。外角高めの直球を左翼ポール際へ。高々と舞い上がった打球はフェンス直撃の先制適時二塁打。3日・中日戦以来、9試合ぶりのスタメンにバットで応えた。

 ただ、リード面に課題も残った。「もう一回、ミーティングをしていきたい」。岡崎が15日に左手有鉤(ゆうこう)骨骨折部分の除去手術を受け離脱する緊急事態。今以上に投手陣からの信頼を勝ち取り、虎を支えていく。

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