岩崎、粘投6回2失点 金本監督も評価
「交流戦、阪神2-3西武」(5日、甲子園球場)
スタートでつまずいてしまった。試合後、阪神・岩崎が浮かない表情で引き揚げてくる。「立ち上がりをしっかりしないとチームは乗ってこない」。全体的に粘りの投球を見せただけに初回が悔やまれた。
いきなり先頭の秋山に右前打された。犠打などで2死二塁のピンチでメヒア。敵の4番に対する2球目が暴投となり三進させると、カウント2-2から投じた直球は内角高めへ。「高さかサイドか、もっとはっきりとボールゾーンに投げたかったのですが」。右翼線へはじき返された打球は先制点を許す適時二塁打となった。
三回には、左翼・高山の失策も絡んで2点目を献上。6回7安打2失点。ただ、数字的には責められない。金本監督も「岩崎も高山のああいうプレーがあったりしたけど、6回を2点。西武打線を相手によく投げた方じゃないですかね」と評価する。
聖地での白星に飢えている。甲子園での登板は2014年9月4日・DeNA戦で勝利してから10戦白星なし。「(初回)以降は粘りながらゲームを作れたのは良かったけど…」。次戦こそ、きっちりと白星を挙げてみせる。