鳥谷2度目猛打賞 金本監督が初の太鼓判

 「交流戦、阪神5-1西武」(4日、甲子園球場)

 待望の鳥谷復活。「そう考えていいですか?」。試合後のインタビュールームでそう問われた阪神・金本監督は、うれしそうに答えた。

 「それは本人に聞いてくださいよ」

 1番で3安打を放ち、打線を引っ張ったキャプテンはクラブハウスへ続く通路を歩きながら小声で言った。

 「3安打?まぐれです」

 初回、先頭で右前打を放ち先制の起点になると、二回にも右前打でチャンスメーク。得点にはつながらなかったが、開始早々、西武ドラフト1位の多和田をのんでかかった。六回には二塁手のグラブをはじく中前打を放ち、4月24日の広島戦(マツダ)以来、今季2度目の猛打賞。一時は8番まで降格したキャプテンが遅ればせながら本領を見せ始めた。

 試合前、金本監督から話し掛けられた。4打数1安打だった前夜の打撃内容を振り返り、「その調子で」と指導されたという。

 指揮官は言った。「昨日の試合からかなりバッティングの形が戻ってきている。(昨日)一番形が良かったのでその感覚を忘れないようにしてほしいし、きょうも同じようにしっかりバットを前に出して、いいバッティングをしてくれました」

 金本監督から名指しで守備を酷評されたこともある序盤戦。打順は4番、9番以外の7通りを担った。本意であるはずはないが、結果でしか反論できないことは認識している。「まだまだ」と言い続けてきた辛口の金本監督が、初めて浮上を確信した3つの「H」だった。

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