ドラ5青柳 初登板初先発で連敗阻止だ

 阪神のドラフト5位・青柳晃洋投手(22)=帝京大=が1日・楽天戦(コボスタ宮城)でプロ初登板初先発を果たす。連敗ストップの期待を背負う青柳は31日に「ファームでやってきたことを出していきたい。持っている力以上のことは出せないので。自分のピッチングをしていきたい」と力を込めた。

 もともと同戦は横山が先発予定だった。だが、この日、左肩のコンディショニング不良のため出場選手登録抹消。代わって、5月28日に昇格後は中継ぎで待機していた青柳に白羽の矢が立った。

 今季はウエスタンで11試合に登板し、2勝1敗。防御率2・81の成績を残している。先発でも4試合に登板。最長5回を投げている。下手投げと横手投げの中間から繰り出される最速144キロの直球と、キレ味鋭いスライダーが持ち味だ。

 29日・巨人戦(東京ドーム)後には、「早く投げたいです。いつでも投げられる準備はできています」と今か今かと初登板を待ちわびていた。この日はダッシュやキャッチボールで汗を流した。初の1軍マウンドを前にして、「緊張はすると思う」と正直な思いを語った。それでも、マウンドに上がれば集中するだけ。連敗を喫したチームの救世主となるべく、変則投法右腕が全力で腕を振る。

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