西岡、1軍復帰“最低条件“盗塁決めた

 「ウエスタン、阪神4-1オリックス」(12日、鳴尾浜球場)

 左太もも裏痛からの復活を目指す阪神・西岡が、実戦復帰後初の盗塁を決めた。足の状態について「大丈夫でしょう」と話し、続けて「金本監督が(1軍に上がる)最低条件として決めてこいということだったので、やってやろう思いました」とその指令に応えてみせた。

 1-1の四回、1死満塁で迎えた第3打席。遊ゴロを放ち、全速力で一塁を駆け抜けた。併殺を阻止して1点を勝ち越し、なおも2死一、三塁。次打者の3球目にスタートを切った。

 金本監督の意向を受けて、サインを出していたという掛布2軍監督は「2球目は走るそぶりも見せなかったね。あの駆け引きはさすがだよ」とニッコリ。回復状態について「一塁までの全力疾走とスチール。この2つができたことが大きかった」と話した。

 この日は「1番・二塁」で先発出場し、守備も難なくこなした。無安打だった打撃も「そこは問題ないです」と西岡。早期1軍復帰へ、アピールを続ける。

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