原口スタメンマスク!藤浪と初コンビ

 阪神・原口文仁捕手(24)が3日・中日戦(ナゴヤドーム)でスタメンマスクをかぶることが2日、分かった。同戦に先発する藤浪晋太郎投手(22)との公式戦初コンビで中日の主砲、ダヤン・ビシエド外野手(27)を抑える。この日は遠征出発前に偶然遭遇した掛布2軍監督から「うちのビシエドやないか」と評され、熱いエールを送られた。

 勢いに乗る原口が、藤浪と初コンビを結成し、竜打線に挑む。今季これまで藤浪とバッテリーを組んできた梅野が2軍降格。右腕が先発する3日・中日戦(ナゴヤドーム)で誰が女房役を務めるのか注目されたが、ひたむきなプレーで首脳陣の評価が急上昇している背番号94に白羽の矢が立った。

 攻守で結果を残してきた。ここまで先発2試合を含む5試合に出場し、9打数4安打、打率・444。代打から守備に就いた1日・DeNA戦(甲子園)では、マルチ安打に好リードで勝利に貢献した。1軍初遠征に出発したこの日、「心境はファームのときと変わらない。緊張は相変わらず続いたまま」と語ったが、寄せられる期待は大きい。

 最大の使命は、ビシエド封じだ。これまで投手陣が打ち込まれている竜の主砲は映像でチェック済み。「すごいバッターだと思います」と印象を語り、その上で「座ってみてバッターの雰囲気を感じてからです。なんとか抑えられるようにしたい。危険じゃないところで打ち取れるようにする」と攻略へのイメージを膨らませた。

 師からも熱いエールを送られた。遠征出発前、鳴尾浜の室内練習場でマシン打撃に励んでいると、掛布2軍監督が3日のウエスタン・広島戦(甲子園)に備えた荷物整理でやって来た。打撃音の主を確認すると「原口がいるの?うちのビシエドやないか」とニッコリ。練習場をのぞき込むと、「あんまりやり過ぎるなよ」と気遣いの言葉を送り、その場を後にした。

 掛布2軍監督は、ウエスタンで8試合連続4番に起用してくれた。熱心な指導を受けてきただけに、その恩に報いたい。室内練習場では30球を打つ予定だったが、「掛布さんが来られたので」と1球プラスした。恩師の背番号になぞらえた数だけバットを振り、戦いの地へと向かった。「平常心でやりたい」。気負わず、慢心せず。“虎のビシエド”がチームを勝利へ導く。

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