横田パワー全開!宜野座1号&最多5発

 阪神・横田慎太郎外野手(20)が29日、沖縄・宜野座村野球場で行われている先乗り合同自主トレで、フリー打撃に臨み“宜野座1号”を放った。計46スイング中、柵越え5本は参加メンバー最多。金本知憲監督(47)が期待を込めて初の1軍キャンプに抜てきした若虎が、いきなり強烈な長打力をアピールした。

 タイミングがピタリと合うと、打球はグングン伸びた。フリー打撃の4球目だ。横田は真ん中付近のボールを迷わずフルスイング。沖縄の空に美しい放物線を描いた白球は、右翼席の芝生で弾んだ。

 「しっかり自分のスイングをしようと思いました。(タイミングなどは)まだまだだと思うのでしっかりやっていこうと思います」

 初の1軍キャンプを前に期待の大砲があいさつ代わりの一発だ。“宜野座1号”でケタ違いのパワーを見せつけると、その後も柵越えを量産した。計46スイング中、参加メンバー最多5本をマーク。右投手から4本、左投手から1本のアーチをかけた。

 「一番若いので元気を出していこうと思っていました。最初は緊張しました。まだ緊張しています」

 沖縄先乗り自主トレ初日。練習後は初々しい表情に戻ったが、1軍メンバーに囲まれても気後れする様子はなかった。アップからベースランニング、ノックまで、声を張り上げて練習を盛り上げた。

 衝撃の打球にチームメートもくぎ付けだ。横田があこがれるオリックス・糸井、ソフトバンク・柳田と年明けに自主トレを行った今成は「打撃のタイプは糸井さんとも柳田とも違いますね。横田は横田じゃないですか」とした上でこう証言した。

 「あれだけ振れるのはすごい。ポテンシャルは糸井さん、柳田に近いものがあると思います」

 まさに伸び盛りだ。高卒2年目の昨季はファームで103試合に出場し、打率・213ながらチーム3位タイの9本塁打を放った。12月も台湾で開催されたアジア・ウインターリーグに参加。19試合に出場し、打率・302、2本塁打。最終打席で打率3割を決め、異国の地で自信を深めた。

 「まだまだ(柵越えの)確率が悪いので、しっかり打っていこうと思います」

 掛布2軍監督からは期待の選手として度々、名前を挙げられる。糸井、柳田を連想させる筋骨隆々の肉体は魅力十分。2月1日のキャンプイン初日から主役に躍り出る。

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