日本ハム大谷、米でもフィーバー
日本ハム・大谷翔平投手(21)が28日(日本時間29日)、キャンプ地の米アリゾナ州ピオリア入りした。フェニックス空港到着後、キャンプ施設のある「ピオリアスポーツコンプレックス」を見学。人生初となる米国上陸の初日からいきなり、ファンに囲まれた。
最速162キロ右腕は、米国でも知名度は抜群だ。普段はパドレスが利用する同施設。クラブハウスを出ると、ファン5、6人が大谷の元へ駆け寄った。現地の年配女性から「サインプリーズ」とねだられると、表情を変えずペンを滑らせた。時間の都合上、サインは2人のみだったが、キャンプが始まり、来場者が多くなる2月1日以降、現地で大谷フィーバーが巻き起こる予感だ。
昨季は投手3冠に輝いたが、慢心はない。プロ4年目のキャンプは、温暖な地で体づくりに励むことしか頭にない。「休日を楽しみに来たわけじゃない。いっぱいある課題を消化していかないと」。ウエート場見学後は、「(器具が)多かった。一式そろっていました」と、充実したトレーニング環境に納得の表情をみせた。
「昨年の成績を超えていければ」。異国の地での注目にも浮かれることなく、15日間の充実キャンプを送る。