ドラ3竹安、侍JAPANに入るんだモン

 阪神は9日、ドラフト3位で指名した竹安大知投手(21)=熊本ゴールデンラークス=と熊本市内のホテルで入団交渉し、契約金5000万円、年俸840万円で仮契約を結んだ。8日の「プレミア12」日本-韓国をテレビで観戦したという竹安は将来的な侍ジャパン入りを目標に掲げた。

 大谷の投球に衝撃を受けた。8日の「プレミア12」開幕戦。竹安は161キロをマークし6回0封した同級生に度肝を抜かれた。「自分がどう頑張ってもこのピッチングはできないと思いました」は素直な感想。続けた「球速という面で、です」という言葉に負けん気と意地を込めた。

 ドラフトで指名を受けてからプロでの目標を聞かれると、必ず「阪神の顔になりたい」と答えてきた。侍ジャパンが常設化された今、チームの顔は日本代表を指す。竹安は「活躍すればついてくると思う。チームの代表格の選手になりたい」と足元を見つめつつ、将来的な夢を語った。

 これまで代表経験はないが「中学校の先輩で全日本に選ばれた人がいて、いいなあと思っていました。憧れはありました」と日の丸を背負って戦う姿を夢見てきたという。

 目指すスタイルはマリナーズ・岩隈。「ゲッツーや三振がほしい場面、いろんな場面で自分の意思通りのボールを投げている」。動画を何度も見返し、参考にしてきた。岩隈の近鉄時代の恩師・久保2軍投手チーフコーチには「身長、体重は違いますが、より近づくために自分にどういうものが必要か聞いてみたい」と指導を心待ちにした。

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